海外では、返品率は25〜40%が標準と5〜10%の日本に比べるとかなり多い数字です。2020年の返品額は$500 billion(日本円にして約60兆円)と言われていますが、多くの海外EC事業者は売上を伸ばし続けています。 なぜならば、返品をマイナスととらえず、顧客接点として次の購買行動につなげているからです。
そんな海外では主流となっている返品を活用したマーケティングですが、国内でも有効なのでしょうか?
今回は、海外のEC事情に詳しい株式会社Apparel Web・東 幹也氏と、返品マーケティングを実施したEC事業者であるKIBACO WORKS・のぶさんにご登壇いただき「返品を活用したマーケティングの国内事例とその効果とは 〜海外で主流の返品マーケティングは国内でも有効なのか?〜」についてお話いたします。
■登壇者紹介
KIBACO WORKS株式会社 のぶさん
2015年に地元鎌倉でKIBACOWORKSとして工房を立ち上げハンドメイドの木製雑貨/ウッドスマホケースの販売を開始。当初はOEMが中心で2020年頃から自社ECに力を入れ始める。2021年1月にはアパレルラインをスタート。デザインから商品開発、SNS、ECサイトの運営までを自身で行っている。
ECサイト:https://kibacoworks.com/
株式会社Apparel Web Shopify推進室室長 東 幹也氏
アパレルウェブ大阪支店の立ち上げ、シンガポールの子会社設立と現地での店舗運営を担当。2020年よりShopify エバンジェリストとして 越境EC、海外プロモーションなど海外進出のサポートを担当。
HP:https://www.apparel-web.co.jp/
Recustomer株式会社 COO 辻野 翔大氏
Apple Japanにてテクニカルサポート業務を経験後、株式会社リクルートマーケティングパートナーズへ入社し、営業に従事。2017年、在籍中に代表・柴田とともにANVIE株式会社を創業。ANVIE株式会社では受託開発のセールス・ディレクション・Shopify事業におけるマーケティングを担当。2021年よりEC事業者向け購入体験プラットフォーム「Recustomer」を開発し、同年8月に社名をRecustomer株式会社へ変更。現在は戦略構築とプロダクトをメインに担当している。
サービスサイト:https://recustomer.me/