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  • Ryosuke Yamazumi

Shopify ペイメントとは?手数料・入金サイクル・設定方法を徹底解説【2026年版】

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Shopify ペイメント(Shopify Payments)とは、Shopifyに標準搭載された決済サービスで、外部の決済代行会社と個別に契約しなくてもクレジットカード決済を受け付けられる仕組みです。有効化すればVisa・Mastercard・JCB・American Expressなどのカード決済をすぐに受け付けられ、外部決済サービスの利用時にかかる取引手数料(最大2%)も発生しません。本記事では、Shopify ペイメントの仕組み、プラン別の決済手数料、設定方法、入金サイクル、そして予約販売などで「後から決済を確定する」場合の注意点までを、2026年8月時点のShopify公式情報にもとづいて解説します。

 

Shopify ペイメントとは?仕組みと対応する決済方法

Shopify ペイメントは、Shopifyが自社で提供する決済サービスです。通常、ECサイトでクレジットカード決済を導入するには決済代行会社との契約・審査・システム接続が必要ですが、Shopify ペイメントはストアの管理画面から申し込みと有効化が完結します。Shopifyの公式ヘルプでも「オンラインで決済を受け付ける最も簡単な方法」と位置づけられています。

 

日本のストアでは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressのクレジットカード決済に対応しており、加えてShop Payなどの決済方法を追加で提供できます。カード情報を購入者が再入力せずに済むShop Payは、Shopify ペイメントを有効化しているストアだけが使える決済手段です。

 

なお、Shopify ペイメントの利用にはアカウントの2段階認証の設定が必須です。また、提供対象の国・地域と取り扱い可能なビジネスカテゴリに制限があるため、事前に公式の利用要件を確認しておきましょう。Shopifyそのものの機能や費用の全体像は「Shopifyとは?基本機能・費用・メリット」で解説しています。

 

プラン別の決済手数料 ― 外部決済サービスとの違い

Shopify ペイメントの決済手数料は、契約しているShopifyのプランとカードブランドによって決まります。2026年8月時点の公式料金ページに記載されている料率は以下のとおりです(いずれも決済ごとの固定費は0円)。

 

プラン月額(月払い)Visa・Mastercard・JCBAmex・海外カード外部決済サービスの取引手数料
ベーシック4,850円3.55%3.9%2%
グロー13,500円3.4%3.85%1%
アドバンス58,500円3.25%3.8%0.6%
Shopify Plus368,000円〜個別料率個別料率0.2%

 

ここで重要なのが右端の「外部決済サービスの取引手数料」です。Shopify ペイメント以外の決済サービス(外部の決済代行など)で決済を受け付けると、その決済サービス自体の手数料に加えて、Shopifyに対してベーシックプランで2%の取引手数料を支払う必要があります。Shopify ペイメントで処理した決済にはこの取引手数料がかかりません。これがShopify ペイメントを第一候補にすべき最大の理由です。

 

Shopifyで使える決済サービス全体の比較は「Shopify決済サービスまとめ【決済手数料・取引手数料】」を、EC決済全般の選び方は「ECに最適な決済手段8社比較」をご覧ください。

 

Shopify ペイメントのメリットと注意点

 

メリット

Shopify ペイメントの主なメリットは次の3つです。

 

1つ目は前述のとおり、外部決済サービスの取引手数料(最大2%)がかからないことです。月商が大きくなるほど差額は無視できなくなります。2つ目は、申し込みから売上・入金の管理までがShopify管理画面で完結することです。決済代行会社の管理画面を行き来する必要がなく、注文と決済データが一元管理されます。3つ目は、Shop Payをはじめとする追加の決済方法を提供できることです。購入者の決済体験の選択肢が広がります。

 

注意点

一方で注意点もあります。まず、チャージバック(購入者によるカード会社への支払い異議申し立て)が発生した場合の対応・立証は事業者自身で行う必要があります。チャージバックの仕組みと防止策は「EC事業者のためのチャージバック対策ガイド」で詳しく解説しています。また、コンビニ決済やキャリア決済など、Shopify ペイメントが対応しない決済手段を求める顧客層が多い場合は、外部決済サービスとの併用(=取引手数料の発生)を織り込んでコストを設計する必要があります。

 

設定方法 ― 管理画面から4ステップ

Shopify ペイメントの有効化は、管理画面から次の手順で行います。

 

ステップ1:管理画面の「設定」→「決済」を開きます。

 

ステップ2:「Shopify ペイメント」の「アカウントの設定」(または有効化)を選択します。

 

ステップ3:事業者情報(ビジネスの種類・代表者情報)と、売上の入金先となる銀行口座を登録します。内容にもとづく審査が行われます。

 

ステップ4:有効化後、テスト注文を行い、決済から注文確定までの流れを確認します。

 

あわせて、アカウント保護のための2段階認証を必ず設定してください。詳細な手順や本人確認書類の要件はShopify公式ヘルプに従ってください。

 

入金サイクル ― 日本は最短5営業日

Shopify ペイメントで処理された売上は、登録した銀行口座に自動で振り込まれます。Shopify公式ヘルプによると、日本のストアの最短決済期間は5営業日、最低支払額は5円です。支払いスケジュールは毎日・毎週・毎月から選択できますが、国によって選択肢に制限がある場合があります。

 

決済方法ごとの入金サイクルの違いや資金繰りへの影響は「Shopifyの入金サイクルはどれくらい?」で詳しく解説しています。

 

手動キャプチャ運用の注意 ― オーソリ期間は7日間

通常の販売では、注文と同時に決済が確定(キャプチャ)されるため意識する必要はありません。しかし、予約販売や受注生産のように「注文時は与信枠の確保(オーソリ)だけ行い、出荷時に決済を確定したい」という運用では、Shopify ペイメントのオーソリ期間が7日間である点が大きな制約になります。7日以内にキャプチャしないと、代金を回収できなくなる可能性があります。

 

オーソリ期間の延長機能はShopify Plusプラン限定で、8日目から30日目までにキャプチャする場合は通常のカード決済手数料に加えて1.75%の追加手数料が発生し、それでも上限は30日です。数週間から数ヶ月先に出荷する予約販売を、標準のオーソリ保持だけで運用するのは現実的ではありません。

 

さらに2026年は、国内の決済代行各社がオーソリの有効期限を25日に短縮する動き(いわゆる25日ルール。適用日は決済代行ごとに異なります)が進んでおり、EC決済全体で「オーソリを長く保持する」運用が見直されています。オーソリの基礎から2026年の変更点は「オーソリ(仮売上)とは?」を、カートプラットフォーム別の対応状況は「【カート別】オーソリ期限25日短縮の対応状況まとめ」をご覧ください。

 

長期の予約販売を安全に運用するには、オーソリの有効期限が切れる前に自動で取り直す「自動再オーソリ」の仕組みが現実解です。Recustomer Secureは、Shopify+Shopify ペイメントの環境で、注文時0円のオーソリを自動再オーソリで維持し、出荷時にキャプチャして売上を確定します。料金は初期費用・月額費用が0円で、1注文1ドル+実売上の2%の従量課金です。

 

よくある質問

 

Q. Shopify ペイメント自体に月額費用はかかりますか?

かかりません。必要なのはShopifyプランの月額料金と、決済ごとの手数料(ベーシックプランで3.55%など)のみです。初期費用や決済ごとの固定費も0円です。

 

Q. JCBカードには対応していますか?

対応しています。2026年8月時点の公式料金ページでは、JCBの決済手数料はVisa・Mastercardと同率(ベーシック3.55%・グロー3.4%・アドバンス3.25%)で記載されています。

 

Q. 外部の決済サービスと併用できますか?

併用できます。ただしShopify ペイメント以外で処理した決済には、プランに応じた取引手数料(ベーシック2%・グロー1%・アドバンス0.6%・Plus 0.2%)がShopifyから別途課金されます。コンビニ決済など不足する決済手段の補完として使い分けるのが一般的です。

 

Q. 予約販売のように決済を後から確定できますか?

手動キャプチャ設定にすれば可能ですが、Shopify ペイメントのオーソリ期間は7日間です。延長はShopify Plus限定で追加手数料1.75%がかかり、上限も30日です。それより長い予約販売では、自動再オーソリで与信を維持する仕組みの導入を検討してください。

 

まとめ

Shopify ペイメントは、Shopifyに標準搭載された決済サービスで、管理画面から申し込みが完結し、外部決済サービス利用時の取引手数料(最大2%)がかからないことが最大の利点です。決済手数料はプランとカードブランドで決まり、ベーシックプランの国内カードで3.55%、日本の入金は最短5営業日です。

 

一方、予約販売や受注生産で決済を後から確定する運用では、オーソリ期間7日間という制約に注意が必要です。長期の予約販売を計画している場合は、自動再オーソリを含めた決済設計をあわせて検討しましょう。

 

出典・参考文献

  1. Shopify「料金プラン」(プラン月額・決済手数料・取引手数料、2026年8月時点)
  2. Shopify ヘルプセンター「Shopify ペイメント」
  3. Shopify ヘルプセンター「支払いのタイミング」(日本の最短決済期間・最低支払額)
  4. Shopify ヘルプセンター「注文の支払いを回収する」(オーソリ期間7日間)
  5. Shopify Help Center「Payment authorization and capture」(延長オーソリ期間・追加手数料1.75%)

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